Eternal Stream 〜紹介〜

ストーリー
   遥か昔そこには光、闇、火、水、土、風の六個の国があった。
力は均衡を保っていたがある時、闇の国で魔法の威力を増幅させる魔法石
が発見された。力の均衡は破られ闇の種族は世界に戦争をしかけた。
光を中心に五個の種族はまとまり光の結社をつくり闇と戦かった。
長い戦いの末、闇は敗れ別の次元に封印された。
今の世界では闇の種族は稀であり嫌われてました。
闇魔法を得意とする次元の研究者がいました。
彼は研究の途中で封印された世界と連絡がとれるようになり神話が事実であったことを知る。
彼は再び闇の種族が差別されない世界を作るために世界に戦争をしかけます。
彼はまず主人公の村の近くで次元の穴を開く実験をしていた……。



―――
「お〜い!!ロラン。」
外から声がする。
辺りはすでに明るく、村のほとんどの者は行動を始めている。
まだ寝てるのは僕ぐらいかな、などと思いつつ親友のアークに返事をする。
ロラン「ちょっと待ってて。」
アーク「また寝坊か・・・。今日どこに行くのかは覚えてるよな。」
ロラン「湖でしょ、それくらいは覚えてるよ。」

用意が済み、村のほとりの湖についた。いつもどうり誰もいないようだった。
しばらく釣りをしていると、空が一瞬光り、雷かなぁと思った刹那、爆音が鳴り響いた。
アーク「今の・・・何だ?村の方からだったよな?」
ロラン「うん・・とにかく村に帰ってみようよ。」


帰るとそこに村はもう何もなかった。
家も、畑も、家畜も、人も・・・・・・。
村だったはずの場所では大きな怪鳥が飛び立とうとしている。
そして大きな影が二人の上を通り過ぎて行った。

ただ呆然としていた。二人とも何も言えなかった。

日も沈もうとしたころだった。夕立ちの雨は心の芯まで冷やしていく。
???「ここで何があった?君たちは何を見た?」
いきなりロラン以外の声が聞こえたことに驚きながらもすがるように答える。
アーク「・・・」
アーク「何があったかは・・・知らない。だけど大きな鳥の怪物を見た。」
???「そうか・・・。申し遅れた。私は風の国の軍人、アルトだ。」
アルト「君たちは?」
黙っていたロランも口を開く。
ロラン「・・・ロラン。」
アーク「・・俺はアーク。」
アルト「ロラン、アーク。この村以外に身寄りはいるか?」
二人が同時にうつむきながら首を振る。
アルト「そうか・・・。じゃあ・・・・わかるよな?」
二人がゆっくり頷く。
身寄りのいない子供は孤児院に入れられる。
みんな知っていることだった。

こうして孤児院に入り、幾年かが流れた。

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